遠征ナンパ1回目

ナンパ実践

うだうだと頭で考え、ブログに書いててもいい加減仕方がないので、そろそろナンパ実践に入りたい。

ということで、某日土曜日。

俺は地元を抜け出て、地方都市であるH県にやってきたのだ。

天気は快晴。

人の数は俺の地元と比べるべくもない。

ターゲットとなる若い女は数え切れないくらいだ。

よっしゃ!

さあナンパだ!

 

 

 

 

と、意気込んでみたものの、実際に街に出るとやはり動けない。

そう、いわゆる地蔵状態だ。

これだと思った女を見つけても声をかけれない。

足すら動かない。

噂には聞いていたが、やはり俺もなってしまったか……。

悩んでいても仕方がない。

そんなふうに開きなおって、俺は久しぶりにきたH県の某市内を歩き回ることにした。

駅前をぐるっとまわってみる。

工事中なところが多い。

閉店した店、逆に新しくできた店、いろいろなところが変わっている。

ド田舎である俺の地元とは、変化のスピードが断然違う。

それを楽しみながら歩き回る。

そうすると、暑くなってきて汗をかいてきた。

ちなみに今日の俺の服はユニクロオンリー。

厚めの灰色ジャケットと、五分袖の白Tシャツ。

黒のスキニージーンズ。

それに白のスニーカーを合わせている。

とりあえず清潔感を重視した感じ。

まあ服に金をかけすぎるのも本末転倒な気もするし。

今はこれでいいんじゃないかなって。

で、ジャケットを脱いで手に持ち、さらに散策。

するとまあ、いるいる。

巨乳を揺らしながら歩く女。

二度見してしまうほど綺麗な女。

さすが都会(俺の地元に比べて)、女の数が多い分、レベルも高い。

声をかけたい!

もとい――。

ヤりたい!

そんなふうに思うのだけども、やっぱり動けず。

俺は半ば諦めて、駅のホーム前に戻った。

ここはもう徹底的に地蔵になってしまおう。

そんなふうに考えて、小一時間、壁に寄り添って立ち、行き交う女たち――だけでなく、人々を観察することにした。

なんかの本で女のプライドは靴にでるみたいなことを読んだ気がする。

なので靴が汚い女はヒモにしやすい、みたいな。

俺は靴に注目するが、まあ汚い靴を穿いている女はいなかった。

後はカップルにも注目する。

男のファッションを参考にするのだ。

少なくとも、その男の彼女は彼のファッションセンスに対して合格ラインを与えているのだ。

俺もそれを真似しておけば、とりあえず的外れなファッションにはならないだろう。

何組か観察して感じたが、奇抜な格好はしないでやはり清潔感を大事にする――それが共通項だった。

ナンパは一切できなかったが、ある程度の学びを得た俺は、駅前を離れて街の中心部に向かうことにした。

地蔵はつづく

さらに人通りは多くなっている。

いい女もたくさんだ。

(あの乳のでかい子に声かけよう)

(……いけ!)

(いけ……!)

「……ッ!!」

……ああ、やっぱり声をかけられない。

結局のところ、マインドブロックが働いているんだな。

ナンパをするのが恥ずかしいし、なにより怖い。

零時レイさんの言葉を借りれば、この平和な日本において女性に声をかけるのに怖いことなんて起ころうはずがないのに、だ。

しかしどうにも、この世に生を受けて30数年。

常識というルールで自らを縛ってきた自分を、打ち破ることができない。

俺は再び地蔵モードに入った。

かわいい女、きれいな女、スタイルのいい女。

目で追っかけるだけで、行動には移せない。

情けない。

気分を紛らわせるために、デパートに入ってブラブラしたり、ゲーセンで遊んだり、せめて知らない人と会話をしようと服屋のお姉さんとダベったり……。

そうこうしている間に時間ばかり過ぎていく。

お酒の力を借りてみようかと、昼メシにビールを一杯だけ飲んでみた。

が、そんな量で酔うことなんて出来ない。

結局、無駄な出費をしただけだった。

(やばいやばいやばい。遠征までしたのに、なんだこの状態は。最悪だ)

焦りだけが募っていく。

俺は気分を整えようと、ネットカフェの中へと逃げこんだ。

ここで新たなヒントを得る

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ネットカフェに入った俺。

落ち着くために、トイレにいって、ドリンクバーでコーヒーを飲む。

なにか本でも読もうかと思ったが、それはただの現実逃避。

少しでもなにかヒントが欲しくて、また、自身を鼓舞してくれるようなありがたい言葉をナンパ師たちから聞きたかったので、俺はYouTubeを開いた。

そこで見つけたのが、こちら。

低身長ナンパ師ゆってぃさん。

YouTubeのオススメで何度か目にしたが、彼の動画を視聴したことはなかった。

今回はなにかに導かれるようにサムネイルをクリックした。

軽くまとめると、マインドブロックを壊すには、抵抗あることをやること。

そして、そのハードルを徐々に上げていくこと。

ゆってぃさんの動画では、女二人組みをナンパする、親子をナンパする、駅のホームでナンパする。

この3つが紹介されていた。

……これを俺にあてはめるのはいくらなんでもヤバすぎる。

参考にならないかなと一瞬思ったがそんなことはない。

俺は作戦を練った。

ナンパは俺にとってまだハードルが高すぎる。

だが、店員さんと雑談するほどには慣れてきた。

よって――。

 

 

道行く人に道を訊ねる作戦!

 

 

これでいくことにした。

ナンパには発展させない、ただただ純粋な道聞き。

グーグルマップという最強の地図アプリが存在する現在、もはや人に道を聞くなんてレアなシチュエーションになった。

が、それゆえに、今の俺には十分な抵抗を感じる行為。

これをして、ナンパに繋げようときめた。

目標は10人!

俺は気合を入れなおし、ネットカフェを出た。

再びやってきた街はすでに夕暮れ時になっていた。

 

 

つづく。

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